
2022/4/19
2021年度入社の一年目新入社員4名が、
ヒカリで働くリアルをぶっちゃけます!
参加してくれたのは、
設計、制御、組立、営業に配属されている4名です!
第二回は、現在の仕事内容や、
仕事をする上で心がけていること、今後の目標など、
ヒカリの仕事について、熱く語ってもらいました!
一年目の仕事とは?
営業の仕事はいろいろあります。ヒカリのものづくりは受注生産型なので、現場の課題や設備を確認したり、仕様をすり合わせたり、それを元に見積りを作成したりします。その中でも1年目は、先輩たちが納めた機械の部品が壊れたら、私たち新人に発注が回ってくるので見積りをし、部品の手配や出荷を行います。その業務を通して、生産や納品にかかる費用や日数などを覚えていきました。ようやく一年経とうとしている今は、自分で担当する機械の案件が与えられて、現在は2台ほど担当しています。機械の見積りを作り、ディレクションをしてお客様に見積書を提出する。先輩方がしている大詰めの営業の仕事を少しずつ任されるようになってきました。ついに花形の仕事がまわってきたぜという実感がありますね。
設計の仕事は、営業からまわってきた案件の機械の詳細を決めて図面を起こすことです。ただ一年目に関しては、まだ自分が担当する機械の案件は持っていなくて、機械全体を構成するひとつひとつの装置をユニットって呼ぶのですが、いろいろな機械によく使用されるユニットの設計を練習として取り組んでいます。使用頻度の高いユニットを標準的な形に設計をして生産しておくことで、ヒカリ全体の生産効率をあげることができるんです。
制御の仕事は、設計が作った図面をもとに電気図面をつくることがメインです。でも今はそこから離れて、協力業者の配線屋さんと一緒に現場で配線の経験を積んでいます。知識だけで組んでしまうとミスが出てしまうこともあるので、まずはものを覚えることから、修業として現場を見せてもらっています。
組立の一年目は、架台と呼ばれる機械を載せる台を組むところから始まります。高さが少しズレるだけで機械が動かないこともあるのですが、精度が求められる仕事なので、まずはそこを調整するところから取り組みます。組立は、架台を組んだ後に、ユニット製造部というユニット単位で機械を製造する部署があって、そこで製造された一つ一つのユニットを架台に据え付けていきます。また、動力となる空気を通す配管を機械の中に設置したりするのですが、今はその調整をさせてもらっています。調整はモニターを見ながら機械的にユニットをミクロン単位で調整したり、ユニットを動かせないときは架台にある長穴というボルトを留めている箇所をハンマーで叩いて調整をしています。
仕事をする上で心がけていることは?
気遣いですね。営業なので、どういう資料を作ったらお客様が見やすいかとか、スケジュールの段取り的にもお客様の納期に間に合うようにするにはどうすればいいかを考えています。逆に、お客様からとんでもない納期を言われたら、社内のメンバーを守らないといけないので、どちらにも気遣いをしてうまく回るように心がけています。学生時代ならこんな些細なこと気にしないなってことも、社会人になったらお金をいただいているのもあるし、私たちがどういう価値を出すかをお客様が評価してくださるので、価値の創出をしようというスタンスを持っておかないといけないことは入社後すごく思っています。だから気遣いが大事だなと。
一年目は、先輩から学ぶことが多いので、いいところはどんどん吸収しようと思っています。ただ経験的に理解できることはどうしても感覚的な表現になりやすくて、自分が理解に困ったことがあるので、自分が先輩になったときには、分かりやすく伝えられるようにしたいなとも考えています。
電気図面の仕事に関しては、特に落ち着いて情報を処理していかないといけないなと思っています。制御は電気図面から調整まで幅広く関わってくるので、最初の電気図面をつくるところで失敗してしまうと、組立の方にも迷惑をかけるし、結局修正をする時間が必要になり自分の首を絞めることになる。そこを全部落ち着いてミスのないようにというのは一番気にかけてやっています。
基本的なことになりますが、聞くことが大事だなと感じています。正直、大学での知識は…役に立たないこともないんですが(笑)、入ってから学ぶことのほうが絶対的に多いので、わからないことは聞いて、実践して、また聞いての繰り返しで、とにかく聞くことが大事ですね。作業の範囲も多いので、常に新しいことに挑戦して、聞いて、挑戦の繰り返しです。
仕事の上で、各部署のみなさんが、コミュニケーションをとることは?
仕事上で同期と絡むことはまだないですね。おそらく部署を超えて同期と一緒に仕事をするのは3年後とか4年後になるのかな。先輩からも、ようやく同期と一緒に仕事をするようになってきたという話を聞くので。ヒカリには主に自動車関連の機械を製造する第一製造部と、主に医療品、半導体関係などを担当する第二製造部があって、受注したら誰に設計や制御をお願いするか決めていくのですが、人によって得意分野も違うので、部長と相談しながら誰にお願いするか決めていきます。そういう意味では、営業は、設計、制御、組立、全ての部署と絡みがあって、部署間の連携はかなり多いと思います。
組立は、多くの部署と絡むわけではなく、例えば、調整を行う段階で、たまに長穴の位置がズレているときなどは設計に戻す場合があるので、そういうときに関わることはありますね。
入社して最初の頃、帰る時間が一緒の頃はよくご飯に行っていました。出張どこ行った?とか話したり。設計の方以外は、結構出張がありますね。お客様の現場で組立をするので。営業も同行することがありますし。
私は2022年の5〜6月くらいに組立の仕事でアメリカへ行きます。それが初めての出張です。英語は全然喋れないんですが、ほとんど日系の人なので、日本語でも問題ないかな…(笑)。組立と制御の数名でいく予定で、大きな装置なので少し長期出張になりそうで不安も入り混じっています。
出張もたまにならいいなと思うけど・・・、組立の人は結構多いみたいなので、それはちょっとなぁ(笑)。
これからヒカリで叶えたいことは?
まだ僕らは勉強中で、基礎の部分で四苦八苦していて、基礎が早く仕上がれば自分の色が出せると思うんですね。早く基礎を完璧にして、自分色の仕事をしてみたいという想いがあります。営業でも得意分野みたいなものがあったりして、先輩の中でも「電池の分野に強い」みたいなスペシャリストタイプや、幅広い知識を持つジェネラリストタイプがいます。今いろんな先輩を見ながら学んでいる段階なので、明確にこうなりたいというのはないですが、とにかく一人前になりたいですね。先輩のようにパッと出張にいって仕事をまとめてくるような。ロールモデルとなる先輩がいっぱいいるのはありがたいです。
似た意見になるのですが、一人前になりたいというのはあります。今はまだ聞かないと分からないことも多いですし、自分ではいいと思っても確認しないと責任が取れないポジションにいるので、自分で決められることがどんどん増えていけばいいかなと思います。
僕は大学で学んでいたソフトウェア面に関われていないので、2・3年目ではソフトウェア業務に挑戦していきたいです。あと、ヒカリには画像処理用のパソコンが製品としてあるんですが、それを触れる人があまりいなくて、触れる先輩はいろんなところに引っ張りだこで活躍されています。自分も卒論で画像処理や機械学習に触れた経験があるので、そっち側にもチャレンジできたらなと考えています。
今取り組んでいる調整は感覚的な部分が多いので、感覚的ところをもっと身につけていきたいですね。これは手を動かさないと身につかないものだと思うので、経験で深めていければいいなと思います。