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T.Hさん FA事業部
スマホひとつで音楽を楽しむ! 
スマホで歌を録音していると聞きました。

はい。アーティストやボカロの曲を歌うのですが、スマホに付属しているイヤフォンマイクで録って、ハモリのパートやコーラスなども合わせて一曲丸ごと自分の声でつくっています。

 

 

始めたきっかけは?

6歳から高校2年までピアノをしていて、音楽が好きだったので大学時代はバンドをしていました。それがコロナ禍でライブができなくなって…。バンドとしてスタジオで録音をすることもあったんですが、一人で遊びたいなと思って始めました。

 

どうやってつくるのですか?

ボーカルが入っていない曲を入手して、そこに自分の声をのせていきます。メロディがネット上にいろいろあるので、それを使ったり、ボーカルを抜くアプリで歌声だけを抜いたりして使っています。

全部スマホでやっているというのもすごいですね。

人によってはもっとすごい機材でやっている人もたくさんいますが、iPhoneのイヤフォンマイクって、結構優秀なんです。編集は「Garage Band(ガレージバンド)」や「BandLab(バンドラボ)」などのアプリを使っています。スマホのいいところはどこでも録ることができるところ。今声が出そうだなと思ったら車の中で歌ったりもしています。

 

「Garage Band」と「BandLab」はどう違うんですか?

Garage Bandは地声っぽい感じで、BandLabは声の加工がよりボカロっぽくできます。なのでボカロの曲をカバーするときはBandLabを使うことが多いですね。これらは有料版のアプリもありますが、無料版でも機能的には十分なので、自分は無料の範囲でやっています。お金をかけずにできるのもいいところかなと思いますね。

歌い手がYouTubeなどにアップした動画、結構多いですよね。

そうですね。コロナの前から歌い手さんがYouTubeでアップする流れがあって、コロナ禍で一気に増えた感じがします。

つくった音源はアップしたりもしているんですか?

こっそりYouTubeにアップしています(笑)。「Pokekara」というアプリに、同じように歌を録っている仲間がいるので、やりとりをしてそっちにもこっそりアップしています。

誰の曲をカバーしていますか?

ボカロの曲は音源も多くてやりやすいので、よく使っています。歌い手さんでボカロの曲をカバーしている人が多いので、最初はかっこいいなと思った人を真似て歌ったりしていました。例えば、ボカロだったらKanariaの「KING」とかOrangestarの「Surges」、Ayaseの「夜撫でるメロウ」とか。ボカロ以外もやっていて、有名どころだとyamaの「春を告げる」、The Kid LAROI、Justin Biebarの「STAY」などを歌っています。

憧れている人はいますか?

YOASOBIです。ノートパソコン一台で「夜に駆ける」をつくったらしいんです。理解不能なぐらいすごいなと思って、憧れています。

ハモリはどうやっているんですか?

ハモリのコードも基本的には耳コピです。原曲にないものでも、自分でこんなハモリをつけたらカッコいいかなという感じでハモリやコーラスを加えて厚みを出しています。それがいい感じでハマると結構気持ちよくて。完璧じゃないと嫌なタイプなので、数秒をつくるのに1時間かかることも。思うように歌えなくて行き詰まることもありますが、できたときの達成感は大きいですね。

 

誰かの声を合わせることもあるんですか?

友達の声を合わせることはあります。BandLabは、自分のところに他の人を呼べるので、知らない人とも歌うことができるんです。あとはカラオケアプリの「Pokekara」で友達になった人と一緒に歌ったりしています。

制作スケジュールはどんな感じですか?

仕事を始めてからは、つくるのは週末に2〜3時間、部屋にこもってやることが多いですね。たまに車の中やカラオケで録音することもあります。録る場所によっても全然違うんです。声がこもったり、いい感じに響いたり。歌う場所によって声の響き方が違うので、曲に合わせて使い分けています。

ちなみに、カラオケでは誰の曲を歌いますか?

ONE OK ROCKが好きなので、みんなでカラオケに行くときは必ず歌いますね。全曲歌いたいくらいですが、中でも「完全感覚dreamer」は毎回歌いますし、「Mighty Long Fall」も好きです。

歌い手活動の面白さとは?

声を入れて、合わせていくのが面白いですね。声色も地声のままじゃなくエフェクトをかけたりして、音を重ねていく楽しさもあります。それから、一度つくったものをもっと聴き心地良くできるようにいじったりもしています。他の歌い手さんが歌っているのを聴いて、どうやっているんだろうと考えながらいろいろ試しています。とはいえ機材が全然違うので同じクオリティに持っていくのは難しいですが、できる範囲で完成度を高めていきたいなと思っています。

歌い手の魅力、しっかり伝わりました!ありがとうございます! では最後に、ヒカリに入社したきっかけ、また現在の仕事に関しても教えてください。

他社が真似できない仕事を受注し、自分たちにしかできない装置をつくっているのがカッコいいなと思い志望しました。工場の無人化を進めているのも今の時代に合っていて、これからも伸びるのではないかと思ったんです。

今は入社から続いていた研修がひと段落して、無事希望通り機械設計の仕事に携われることになりました。早期に機械設計の資格取得をして、早く周りから信頼される社員になりたいです。