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ソフトボールをはじめたきっかけは?
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小学3年生のとき、祖父からグローブとサッカーボールを同時にもらって「好きなほうをしなさい」と言われました。どっちも興味があったのですが、その日、偶然小学校に遊びに行ったらソフトボールクラブが活動していて…ちょうどグローブを持っていたので「やってみるか?」と誘われたんです(笑)。それで実際にやってみたら楽しかったので、本格的にはじめました。その時学校でサッカーのクラブ活動をしていたら、サッカーをしていたかもしれません(笑)。
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小学校からずっとソフト一筋ですか?
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小学生のときは学校にクラブがあったのですが、中学時代はソフトボール部がなかったので、軟式野球部に入部しました。それで中学3年間は野球をしていたのですが、高校はソフトボール部のある松山工業高校に進学し、再びソフトボールに打ち込みました。
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ソフトボールをまた始めた決め手は何かあったのですか?
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小学生時代に県大会で優勝して全国大会に行くことになったのですが、東日本大震災で開催が中止となり、出場が叶わなかったんです。なのでもう一度全国大会に挑戦したいと思って、高校ではソフトを選びました。小学時代、私は副キャプテンだったのですが、キャプテンと一緒に高校でソフトをしようと誓い合ったんです。
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高校時代は、その約束通り全国大会出場を成し遂げたそうですね!
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はい。高校2年時、春のセンバツと夏のインターハイに出場し、3位入賞しました。
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まさに有言実行ですね!そんなソフトの魅力ってどんなところですか?
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ソフトボールは野球に比べて球場のサイズも小さく、塁と塁の間も短いので、とてもスピード感のある競技です。その分、一つのミスが点につながるので、緊張感もあります。見るのもやるのも楽しいスポーツだと思います。
野球もソフトも経験した身としては、野球は球場が広いので、攻守の交代のときに遠いなって感じてました。外野だったので、守備位置からベンチに戻るのが結構しんどいなって(笑)。ソフトのほうが近いので楽ですね。
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ポジションはずっと外野なんですか?
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小学時代はピッチャーでした。その頃から手が大きかったので、いろんな投げ方ができたんです。野球部だった中学時代はピッチャーとキャッチャーもして、外野手になったのは高校に入ってからです。高校時代はセンターで、社会人クラブに入ってからはレフトを守っています。
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社会人になってもソフトを続けようと思ったのはどうしてですか?
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純粋にソフトが好きなのと、社会人になっても体を動かしたかったので続けることにしました。高校時代の監督に紹介してもらって、「NEW ERA ∞ Shinya」という社会人チームに入りました。
チームメイトは年齢も職業もさまざま。上は50代から下は21歳の私が最年少です。ヒカリの先輩も2名所属していますよ!会社よりも先にソフトのほうで出会いました(笑)。
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すごい偶然ですね!
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そうなんです。普段の仕事では関わることが少ない部署の先輩方なので、ソフトボールで先に親交を深めることができました!
うちのチームは経験者だけでなく、むしろ未経験者の方が多いくらいなので、体を動かしたい、ソフトボールに興味がある人は大歓迎です!
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ソフトボールの活動はどんな感じですか?
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毎週日曜にチームで練習か試合をしています。大会前は個人的にバッティングセンターへ行って自主練をすることもあります。試合に向けての準備でテンションを上げています。
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得意なプレーを教えてください。
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バッティングには自信があります!今のチームでは3番を任されているのですが、現在の通算打率は5割3分くらいです。
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すごいですね!大会でもバリバリ活躍されているのでは?
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「松山市長旗一般男子C級ソフトボール大会」という愛媛の社会人チームが集まる大会では優勝したこともあります。
でも、今は学生時代のように勝ちにこだわっているわけではないです。
うちのチームのモットーは「ケガなく楽しく」なので試合でも練習でも、みんなで楽しくできたらいいかなと思っています。経験者も初心者の人も一緒に、勝ったらラッキーくらいの感じで、和気あいあいとやっています。
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ソフトと仕事の両立はどうですか?
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週末のソフトを楽しみに仕事を頑張れるというのはありますね。仕事とは違うコミュニティを持つことが息抜きにもなっています。年齢も仕事も異なる人と接する機会ってなかなかないので、恵まれているなと感じます。
それに、私は県外への出張も多いのでチームのみんながお土産を楽しみにしてくれています(笑)。
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最後に、一応(笑)、仕事面での抱負を教えてください。
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設計されたものを形にする、組立の工程に携わっています。部品を組み上げて動くまでの状態に持っていくのが私の仕事です。
入社3年目になり、一通りの流れを把握できるようになってきて、やっとやりがいを感じられるようになってきました。
お客様の工場で機械を組み上げて、実際に動くまでを任せてもらうことも増えてきたので、お客様からの感謝の声を直接聞けることにも喜びを感じています。